嫁が濡れる時
89 Re: 嫁が濡れる時
4代目
2022/04/19 (火) 18:13
No.186329
 今回、ゴリラ男に逢うことは 私に内緒で嫁がその男に逢う流れになっていて、私が目の前で見ることは断念するしかなかった。
もちろん、帰ってから嫁の報告を聞くのだが・・
恐らく長時間 その男に抱かれるはずだし、その間 普通に仕事が出来るだろうかとも思っていた。

本当は、男と嫁の秘め事を気づかれず覗きたいという願望があった。それが一番 私が興奮する形でもあったし、本当の嫁の姿を見られるかもと・・

数日前から直接見れなくても、何とか様子を探れないかと考えていた。
嫁のハンドバッグにレコーダーを忍ばせるとか色々思い浮かべたが、バレた時のリスクを考えるとどれも諦めるしかなかった。

しかし、スケベな私は ふとある可能性に気づいた。

私達夫婦は近くのラブホテルは、二人でほとんど制覇していた。
もしゴリラ男とホテルへ行く流れになったら、知り合いに万が一見られることを避けるため、私は嫁にガレージ式のラブホテルを提案していた。

車で30分圏内には4軒のガレージ式のラブホテルがあったが、その中で一番綺麗な室内のホテルを勧めていた。
そこは二人で利用したことも何度かあり、その時 隣の部屋から男女の喘ぎ声が聞こえたこともあった。

私が思い付いたのは、嫁がゴリラ男と落ち合う運動公園の駐車場から密かに尾行して、運が良ければ二人が入った部屋の隣に私が入り、漏れる声を聞けないかと思った。
しかし、それは運良く隣が空いていた時の話になるが、金曜日の昼間だったら空いている確率は高いと考えた。

ラブホテルへ一人で入るのは初めてだったが、別に悪い事をする訳でもないし、思い切ってその方法を具体的に思案していた。
頭の中で、二人を尾行して一人でラブホテルへいる姿を想像するだけで私は震えるような高まりを覚えていた。


 ついに金曜日になった。

私はその日、昼から架空の会合を作り上げて仕事を切り上げる段取りにしていた。
子供達の迎えを親に頼み、嫁には出来るだけメールで連絡するよう頼んでいた。
午前中はやはり緊張と興奮で全く仕事にならなかった。

尾行するなら自分の車ではマズいので、レンタカーを借りる事にしていた。
早めに昼食を済ませレンタカー会社へ向かった。
昼1時過ぎ、レンタカー会社の営業所で受付をしてる時 嫁から ”そろそろ 出掛けるね は〜とマ〜ク” というメールが来た。

すかさず私は ”今日の服装 写メで送って!”

数分してから再び嫁からのメール。
受付の人から隠れるように開くと添付の自撮り画像が。

それは、まるで結婚式に出掛けるような格好だった。
午前中 美容院へ行ったのか、軽いウエーブのかかった髪、それに画像からでもわかるフルメイク。
高級そうな白のブラウスにフレアミニ。そして 黒いストッキングが細い足を更に際出させていた。
よく見るとブラウスから透けて中の紺色のキャミソールなのか、ブラなのか見えている。
まるで20代前半に戻ったかのような変身だった。

( オイオイ、 そこまで するか! )

心なしか、表情までもロリ顔から女の顔になっていて私の中を胸騒ぎと嫉妬心が襲っていた。

( 凄いね! お洒落したね、どう 気分は? )

( ちょっと おかしく なってる! )

( 中は  エッチな 下着? )

( わかった?  パパとデートする時のように   ノーブラよ! )

( うわぁ〜  いやらしい! )

( させたいんでしょう! いやらしい女に? )
 
( ひょっとして もう濡れている? )

(     ひ・み・つ! )

私はズボンを押し上げている勃起を悟られないようにサインをして車に乗り込んだ。
嫁とのメールで高ぶった私は持ち合わせ場所の公園駐車場へ早めに着き、端の目立たない場所に車を止めてその時を待った。
出入りの車はそれなりにあったが、休日と比べて閑散としている。
私はサングラスに帽子をかぶり、シートを倒して嫁の赤い車を待っていた。

 20分過ぎた頃 公園入口から嫁の赤い車が入ってきたのが見えた。

私の鼓動は一気に跳ね上がり、身体中に緊張が走った。
私の車の前をゆっくり通り過ぎていく嫁の車。
それを僅かに顔を上げて見つめる私だったが、まだ男は来てないのか、私の車から30メートルくらいの場所にポツンと一台嫁の車が止まった。

それから10分くらいしてから黒の高級車が私の前を通り過ぎた。

あいつか! と思ってその車を見続けていると、一旦 嫁の車の前で止まり、やがて嫁の車の横へ駐車した。
その時、 ( 逢いました! )と嫁からのメール。

私の位置からは男の顔は確認出来ず、その内 嫁が車を降り男の車に向かってお辞儀している。
そして、躊躇う事なく助手席へ滑り込んだ。

私は嫁を取られたような錯覚に陥り 心が動揺していたが、それでも目を逸らさず男の車を注視していた。
5分、10分経っても男の車は動かない。中の様子はここからはわからず気が気でなかったが、15分くらいしてから男の車のブレーキランプが付き動き始め、やがて私の前を通り過ぎていった。
すかさず私もエンジンを掛け、ゆっくり後に続いた。
近づき過ぎず、離れ過ぎず 他の車を間に数台入れて追尾した。


 例のあのホテルへ向かうなら道順をわかっている。
焦ってはいなかったが、いつの間にか手に汗をかき鼓動も激しくなっていて、事故だけは起こさないように注意して運転していた。
ルートから やはりあのガレージ式のラブホテルへ向かっている。途中から幹線道路から外れるので、更に男の車との間隔を空け追尾し続けた。

ラブホテルが見えてくるとスピードを落とし、男の車を見逃さないようにしていた。

 入った!

吸い込まれるように男の車がラブホテルへ消えると、私は一胆 ラブホテルを通り過ぎ、しばらくしてからUターンしてホテルの門を潜った。

これまでにない緊張感の中、コの字のホテル内をゆっくり進んだ。
このホテルのシャッターはグリルシャッターで、隙間から車が見えるので降りているシャッターの前を確認しながら進む。
黒い車は2台あったが、ナンバーが目隠しされているので 念の為もう一周回って車種を確認し男の車を特定した。

運良く男の車の両隣も空いてて、私は素早く階段の位置から部屋の間取りを思い出し、べッドが近い右側に車を駐車した。

このホテルは幹線道路から離れているため昼間でも静かで、私は何か悪い事でもしてるかのように物音を立てないよう注意して階段を上り、ドアの音にも気を配り部屋の中へ入った。

壁一枚隔てて嫁が他の男と居るんだ! そして、 これから抱かれるのは明らかだった。
私はじっと耳を澄まし、隣との壁を見つめていた。